ＭＩＳＩＡ大好きで、アルバムは全部もっていますがその中でも一番好きなアルバムです。
全体的に壮大な感じで、ＭＩＳＩＡを知らない人も、あまり聞いたことがない人も、『じょうずな歌が聞きたい人！！』にぜったいおすすめです。

いきなり、癒し系のイントロで始まります。最初の一曲を聞いただけで、癒される方もいるかもしれません。そのあとも、しっとしりた大人の女性のバラードが続き、トップボーカリストの貫録を感じます。シャウトも、とてもきれいです。買ってみて、損はしないアルバムだと思います。

「少しずつ大切に」「逢いたくていま」に始まるこのアルバムを聴けば聴くほどMISIAの魅力にとらわれていきます。どの曲の完成度も恐ろしいほど高いわけで、図抜けた歌唱力は心地よさにつながります。バラードばかりですが、微妙で細やかなビート感覚や音の揺らぎがとても心地よく感じられました。彼女のヴィヴラートがリスナーの気持ちとシンクロしながら広がっていきますね。

感傷的になり過ぎるのではなく、感動的に歌い上げるMISIAは崩れるということがありません。聴く者を未知の世界へと誘ってくれるMISIAの歌い上げる音楽世界にドップリと浸かれるのはステキなことです。MISIAの歌唱が超絶技巧に支えられ、ハートフルな気持ちが前面に出ているからこそリスナーに感動を呼び起こしているのでしょう。

「銀河」での愛の確かさと大切さを歌った歌詞にひかれます。優しさの中にある真の愛情が歌に込められており、強いメッセージとなって心の奥深いところに飛び込んできました。圧倒的な声の洪水と共に、燃えあがるような歌心が押し寄せてきて、内在している熱き思いが複合されて魅力となって伝わってきました。
エンディングの「いつまでも」の歌が終わった瞬間、ジーンとくる静寂がまた切なさを募りました。

このアルバムにタイアップ曲が多いということは、放送局や広告代理店のプロデューサーが確実にリスナーの耳に残る歌唱だと評価している現れです。勿論ファンはそのことを百も承知ですが・・。
リーフレットの各曲には小さいスペースですがMISIAの印象的なポートレイトが収められています。ハイキーな写真と彼女の書いた歌詞を眺めながら今宵もその素敵な歌声に浸ることにしましょう。

MISIAによるバラード･オリジナル・アルバム。
「５オクターブの音域を持つ」歌声と歌唱力は健在。
圧倒的な迫力と力強さ、優しさに包まれます。

大ヒット作の、ドラマ「JIN-仁-」主題歌『逢いたくていま』や、
映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説THEMOVIE」の主題歌『星のように…』他、
なんと、１４曲収録中１０曲がタイアップです。
このことは、幅広い世代に支持され人気があることと、
聴きやすくて印象的な曲が多いことを証明していると思います。

ファースト・アルバムから欠かさず買っていますが、
年を追うごとに高音の透明感が無くなってきてるような気がします。
ライヴDVDも全部買ってはいますが、近年、力みすぎというか、
声が太くなった気がします。その分ソウルフルな感じが良いです。

王道のバーラードを集めた集大成です。
「少しずつ大切に」「逢いたくていま」
「銀河」「いつまでも」など、心揺さぶる作品に仕上がっています。
特に「銀河」の歌詞で「母からの手紙を読んで、父からの電話を受けて・・・」
は、病床の両親をつい想ってしまう作品です。

Blu-Spec CD　では無いけれども、音質は気に入っています。